金沢の茶屋街を歩く
ひがし茶屋街の入口に立つと、格子戸の並ぶ通りが奥へと伸びています。観光客で賑わう時間帯を避け、朝早くに訪れると石畳に自分の足音だけが響きます。紅殻格子の建物は江戸時代の茶屋建築をそのまま残しており、二階の出格子が通りに影を落としています。
主計町に抜ける細い路地は、暗がり坂と呼ばれています。昼でも薄暗い石段を下ると、浅野川のほとりに出ます。川沿いの桜並木は春に見事ですが、葉を落とした冬の枝越しに見る対岸の街並みも趣があります。
浅野川大橋を渡って少し歩くと、にし茶屋街があります。ひがしに比べて規模は小さいものの、人が少ないぶん落ち着いた雰囲気を楽しめます。通り沿いの甘味処で一息つくのがこのコースの締めくくりです。