長崎の洋館めぐり
長崎の坂道は尾道とはまた違う趣があります。石畳の道を上っていくと、和洋中が混在した独特の街並みが現れます。グラバー園の入口まで来ると、港を見下ろす斜面に洋館が点在しているのが見えます。
グラバー邸は日本最古の木造洋風建築です。ベランダから長崎港を眺めると、幕末にここで貿易商たちが行き交っていた時代が想像できます。園内にはほかにもリンガー邸、オルト邸など、それぞれ異なる様式の洋館が残されています。
園を出てオランダ坂を下ります。レンガ塀に囲まれた緩やかな坂道で、東山手の洋館群へとつながっています。活水学院の赤レンガの建物を横目に見ながら歩くと、出島へ続く通りに出ます。和と洋の境界が曖昧なこの街を歩くと、長崎が重ねてきた歴史の層を感じます。